11月17日夜～18日の明け方に、しし座流星群が活動のピークを迎えます。どの方角を、いつ見れば良い？どんな場所が観察に適している？観測を楽しむ為のポイントを紹介します。
放射点が空に昇ってくる午後11時頃（東京）から流星が出現し始め、極大は18日午前2時ごろと予想されています。
国立天文台によると、しし座流星群には、過去に多くの流星嵐が記録されている事で有名な流星群。母天体にはテンペル・タットル彗星で、この彗星の公転周期である約33年ごとに流星嵐のチャンスがあるとされてきました。
2001年11月には、日本でも1時間あたりに1000個を超える流星が観察されました。
一方で、2003年以降には流星数がかなり少なくなっているようです。
観測のポイントは？
流星群の観測をより良い条件で楽しむタメのポイントとは？国立天文台は次のようなコトを挙げています。
・月明かりがない月の明かりに隠されて、暗い流星が見えなくなってしまいます
・放射点の高度がたかい（頭の真上に近い）ほど、流星の数が多くなります
・街灯など人工的の明かりが少なく、できる限り空を広く見渡せる場所
・見る方向はどこでもOKです。月のある方向が正面にして観察するのは避けましょう
・最低でも15分間は観察を続けて。目が外の暗さに慣れるまでには、時間が必要です
・肉眼で観察を。望遠鏡・双眼鏡などを使用すると、視野が狭まりかえって観察しにくくなります
関東でもチャンスあり
17日深夜〜18日未明は、高気圧に覆われて広い範囲で観測のチャンスがありそうです。ただ、雲が徐々に広がりやすくなる為、観測ははやめの時間が良さそうです。
北海道・東北北部・東海・瀬戸内のエリアなどは晴れて流星観測がしやすい天気となります。
関東では、うっすらと雲が広がる事はあるものの、流星観測のチャンスはありそうです。一方、九州南部・沖縄は雲が多く、天体観測は難しそうです。
防寒着を着用するなどの、寒さ対策を十分にして観測を楽しみましょう。
