7月期ドラマは『嵐』メンバー主演作

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来春のコンサートツアー開催を発表しました『嵐』この7月期のドラマ3作での、メンバーが主演を務めることが明らかになった。

松本潤(41)は日曜劇場『19番目のカルテ』(TBS系) に主演。同枠は’18年放送の『99.9-刑事専門弁護士・SEASONⅡ』以来、約7年ぶりの凱旋で、キャリア30年目にして初の医師役に挑戦する。

櫻井翔(43)は『放送局占拠』(日本テレビ系)がクランクインした。“占拠シリーズ”は『大病院占拠』『新空港占拠』に続く3作目で、関連ドラマの『潜入兄妹』も話題になった。櫻井は、番組のホームページに、

などとコメントしている。また、まだ正式発表はされていないが、相葉雅紀(42)がテレビ朝日系の夏ドラマに主演する予定と多くの芸能ニュースが報じている。

相葉といえば’09年の『マイガール』を皮切りに’11年の『バーテンダー』。’18年の『僕とシッポと神楽坂』。そして『和田家の男たち』(’21年)、『今日からヒットマン』(’23年)とテレ朝のドラマ班との関係が深い。これまでは「金曜ナイトドラマ」枠が多かった印象だが、7月期は水曜21時が濃厚。「刑事ドラマではないか」と報じられている。

ドラマではないが、二宮和也(41)は8月29日公開の主演映画『8番出口』が「第78回カンヌ国際映画祭」の「ミッドナイト・スクリーニング」部門に正式招待された。公式上映後はスタンディングオベーションが8分間も続くなど、高い評価を得ている。

放送中の連続テレビ小説『あんぱん』(NHK)では、息子の柳井嵩(北村匠海・27)が幼少期から強い影響を受け、大好きで尊敬もしていた父親・柳井清を演じて、注目された。

以前、松本がトークバラエティ『1周回って知らない話』(日本テレビ系)に出演した際、『嵐』の役割分担について語っていたことがある。

『嵐』の子供人気を不動にしたのは……
デビュー直後、「グループのリーダー」が大野智(44)で、「勉強のリーダー」が櫻井、当時もっとも「アイドルっぽかった」という理由で相葉が「アイドルのリーダー」で、「芝居のリーダー」が二宮とされていたという。

松本自身の役割は「“消去法”でバラエティのリーダー」となり、番組で率先してゲテモノを食べたり、ボケたりしていたなどと語っていた。「へ~」と思ったものだ。

二宮が「芝居リーダー」になったのは、『嵐』としてCDデビューする前から連ドラで主演を果たし、その高い演技力が評価されていたからだ。なかでも’06年にハリウッド俳優で、映画監督のクリント・イーストウッド(94)が監督を務めた『硫黄島からの手紙』で渡辺謙(65)とW主演を務めたことが大きい。

『嵐』のメンバーが出演したドラマや映画の多くは、主題歌やエンディングテーマを『嵐』が担当するケースが多かった。彼らのナンバーが多くの人々の記憶に残っているのはそのためだ。曲に映像が重なり、より想い出深いものとなっているのだ。

「芝居のリーダー」二宮に続けとばかり、メンバー全員が主演俳優となった『嵐』。ただ、リーダーの大野に関しては“俳優”としては、他のメンバーと違う印象を抱いているファンも少なくないかもしれない。

だが、思い出してほしい。

『嵐』が国民的グループとなる大きなきっかけとなったのは’10年、大野が主演した『怪物くん』(日本テレビ系)で、子供のファンが激増したからだといわれていることを。

ちなみに同作のエンディングテーマは『嵐』の『Monster』で、『嵐』の活動終了のニュースを取り上げた際のワイドショーでの街頭インタビューでは、同曲を「『嵐』のナンバーで好きな曲」の1位にあげたファンがとても多かった。それほど『怪物くん』の影響は大きいのだ。

多くのコメンテーターが『嵐』を語っているが、筆者がもっとも頷いたのは、『DayDay.』(日本テレビ系)に出演していたジュニア(旧ジャニーズJr.)のグループ『ACEes』のメンバー・浮所飛貴(うきしょひだか・23)のコメントである。

櫻井翔が筆者に語ったこと
「時代を作ったグループの一つ」

「うちの事務所(STARTO ENTERTAINMENT社)としてのスタイルや在り方も示してくれたグループの一つが『嵐』さんだなと思っていて」

「そこ(5月6日にファンクラブ向けに公開された画像)には僕の知っている『嵐』5人がいてくれて、みんなが明るい顔をして話してくれていたというのがすごくもう、僕としては嬉しかった」

「(松本)潤くんが監修しているので『嵐』さんの(ラスト)コンサートはすごいものができると思っています」

メンバーそれぞれとのエピソードも秀逸。櫻井には学校と仕事の両立について相談し、大野には直々に振り付けを教えてもらい、Jr.の顔と名前を全員憶えていたという二宮からはお年玉をもらったそうだ。

松本にはライブについて直接アドバイスを求め、相葉とは『VS魂』で共演していたことから「スターって言われて最初に思い浮かぶ人」と語っていた。

「うちの事務所としてのスタイルや在り方」というのは、『嵐』が礼儀正しい好青年で、アイドルとしての矜持(きょうじ)があり、メンバー全員が歌でもダンスでも演技でも輝いていたということだろう。

これまで『嵐』については、さまざまな媒体で何度か書かせてもらっているが、彼らの好青年ぶりを筆者が目の当たりにしたエピソードをここに記したい。

筆者が『天才! 志村どうぶつ園』(日本テレビ系)の立ち上げ作家として「飼育係」の相葉と仕事をしていた頃、『ヤンキー母校へ帰る~旅立ちの時 不良少年の夢』(TBS系)の番宣にやってきた櫻井と『2時っチャオ!』で共演したときのことだ。櫻井は、

「きちんと御挨拶するのは初めてですが、今日はよろしくお願いします」

と挨拶した後、

「いつも相葉がお世話になっています」

と筆者に頭を下げたのである。

礼儀正しいだけでなく、相葉がソロで出演している『~どうぶつ園』で私が放送作家を務めていることまで知っていたことに仰天させられた。

これには後日談がある。「仰天した」と相葉に伝えたところ、

「当たり前ですよ、僕は美保子さんのことを自分の彼女なんじゃないかというぐらいメンバーには話していますから」

と屈託のない笑みを浮かべたのだ。

恐らく、『嵐』のメンバーと関わった多くのスタッフがこのような珠玉のエピソードを持っていることだろう。

7月期、松本、櫻井、相葉は主演ドラマで忙しいが、裏では、各局の音楽特番や、かつての冠バラエティ番組のスタッフらが、彼らに熱きオファーをしていることと思う。それを思うと、来春のコンサートツアーだけでなく、5人が揃う“お楽しみ”はまだまだあるのではないか……。そう期待できる個人での活躍ぶりだ。

活動終了まで、いよいよあと1年。彼らの動向を楽しみに見守りたい──。

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