今年の父の日、実父や義父、夫・パートナーにプレゼントを渡す予定の方はどれくらいいるのでしょうか?
楽天ママ割がアンケート調査を行った結果、実父・義父・パートナーにプレゼントを渡す予定の方は、全体の約3割でした。アンケート結果を元に、実父・義父・パートナーそれぞれにプレゼントを渡す人の比率を、見ていきましょう。
自分の父にプレゼントを贈る人は37.5%
「自分の実父へプレゼントを用意する予定」と答えた方は、全体の37.5%でした。用意しない方の比率のほうがわずかに多いですが、「わからない」と回答する方も全体の2割ほどいたため、父の日が近付くにつれて数字が変化する可能性があります。
義父にプレゼントを贈る人は29.2%
「パートナーの父にプレゼントを用意する予定」と答えた方は29.2%でした。義父にプレゼントを用意しない方は全体の約半数という結果です。
義父に父の日のプレゼントを用意する予定がない方は、メールや電話などでメッセージを送ってみてはいかがでしょうか。贈り物がなくても、「いつもありがとう」の気持ちが伝われば、きっと喜んでもらえるでしょう。
夫やパートナーにプレゼントを贈る人は20.5%
「夫やパートナーにプレゼントを用意する予定」と回答した方は、20.5%でした。
パートナーにプレゼントを渡す日は、結婚記念日やバレンタインデー・ホワイトデーなど別の日があります。そのため、父の日に贈り物を用意する方は、少ないのかもしれません。
父の日に贈るプレゼントの予算は3,000~5,000円が相場
父の日に贈るプレゼントの予算は、3,000円〜5,000円前後が相場です。実父と義父の両方にプレゼントを贈る場合は、金額に差が出ないようにしましょう。
高価すぎる贈り物は、お父さんが驚いてしまうかもしれません。かといって、安すぎる品では感謝の気持ちが表現しきれないと、父の日のプレゼントの値段に迷う方は、多いかと思います。
次の項で、父の日の定番ギフトのおすすめ商品をご紹介するので、予算に合うプレゼント選びに迷う方は、ぜひ参考にしてくださいね。
「父の日」にお父さんや配偶者にプレゼントを「贈る」と回答した人は、今年の「母の日」にプレゼントを「贈る」と回答した人に比べて6.5ポイント低いものの、「母の日」とそう変わらないくらい「父の日」にプレゼントを贈る人も多いようです。
贈ると回答した人が多い都道府県を1位から5位まで紹介すると、沖縄県、大分県、鹿児島県、佐賀県、福島県の順になりました。これらトップ5の県は、8割以上の人が「贈る」と回答しています。全国平均よりかなり高いですね。
ちなみに、「贈らない」とした31.5%の人に「プレゼントを贈らない理由は何ですか?」と尋ねたところ、最も多いのが「贈る習慣がないため」で、この回答が全体の約3割以上を占めました。
続いて、「贈る」と回答した人に、「何を贈る(実施する)予定ですか?」と聞いてみました。
1位は「酒類」で、全体の24.2%を占めています。
2位が「健康飲料・食品・スイーツ」で23.8%、3位が「衣類」で14.4%でした。
なお、「手紙・メール・絵・手作りの品」と答えた人は5.0%で5位でした。
反対に、プレゼントを贈られる側の方に、「あなたが配偶者・お子さまにしてほしいこと・貰いたいものは何ですか?」と尋ねてみました。
1位は「食事」で、全体の21.2%です。
2位はなんと「手紙・メール・絵・手作りの品」で、全体に占める割合は18.7%もあるのです!
贈る側との割合の差は13.7ポイントにものぼります。
3位は「酒類」で17.7%でした。
日本の父の日の歴史
父の日の存在は、昭和25年(1950年)頃にアメリカから日本へ伝わりましたが、当時はほとんど浸透しませんでした。
日本で父の日が広く知られるようになったのは、昭和56年(1981年)『日本ファーザーズ・デイ委員会』が設立されてからのことです。
「素敵なお父さん」を著名人の中から選ぶ『ベスト・ファーザー イエローリボン賞』というイベントが開催されたことで、多くの国民の注目を集め、父の日を盛り上げることに成功しました。
同じ頃、デパートなどが販売戦略として父の日のイベントを始めたことで父の日が全国に広がり、日本行事の一つとして浸透していきました。
父の日といえば黄色いバラがシンボルですが、実はこれは日本独自の文化なのです。
アメリカで「父の日を作ってほしい」と嘆願したソアラは、亡き父のお墓に白いバラを供えました。
また、キリスト青年教会の青年たちは、健在の父に感謝を伝える人は赤いバラ、亡くなった父に感謝を贈る人は白いバラを身に着けて祝典に参列したという話が伝わっています。
日本でも母の日はカーネーション、父の日はバラがシンボルですが、父の日のバラは黄色が一般的となりました。
これは日本ファーザーズ・デイ委員会の『ベスト・ファーザー イエローリボン賞』の影響で、黄色が父の日のイメージカラーと認識されたためであるといわれています。
もともと黄色には「幸福」「希望」「尊敬」などの意味があり、さらにアメリカでは「愛する人の無事を願う」という意味もあるとされています。
そのような意味を持つ黄色と、「献身」「さわやか」という花言葉を持つ黄色いバラがマッチして父の日のシンボルとなったのでしょう。
ちなみに、毎年6月の第3日曜日なのでわかりにくいですが、父の日は正式な祝日ではありません。
世界の父の日
父の日は、アメリカや日本だけでなく世界各国にありますが、日付や由来・歴史は異なります。
国名
日付
由来・歴史
イギリス 6月第3日曜日 お父さんへの感謝の気持ちとして花やメッセージカードを贈る。
韓国 5月8日 もともとは母の日だったが、昭和48年(1973年)に「父母の日」として制定。
台湾 8月8日 8・8を「パパ」と読むことから、この日に制定。
イタリア 3月19日 聖母マリアの夫であり、イエス・キリストの養父であるジュゼッペの日を父の日とした。
ゼッポレと呼ばれる揚げパンのようなお菓子を食べる。
ロシア 2月23日 祖国防衛の日」を父の日として制定。ロシアを守る全ての男性に感謝のメッセージやプレゼントを贈る日。
ドイツ イースターから数えて6回目の日曜日のあとの木曜日お父さんに感謝の気持ちを伝える日であるとともに、お父さんが自由に楽しく過ごす日。
仲間同士で食事やお酒を楽しむ人が多い。
父の日の歴史や黄色いバラの由来、オススメのプレゼントを紹介しました。
父の日は母の日と同様にアメリカから伝わりましたが、黄色いバラは日本独自の文化であるなど、詳しくみていくと知識が深まり面白い文化ですね♪
母の日と比べて歴史は少し浅いかもしれませんが、いつの時代もどの国も親を思う気持ちは同じです。
日頃照れくさくい方も、6月第3日曜日の父の日にプレゼントを添えて、お父さんに感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。