成人年齢の引き下げにともない、高校生を除く18歳から契約することが可能となったクレジットカード。
今では多くの会社がサービスを提供し、市場でパイを取り合っていますが、その際に武器となるのが「ポイント」です。
このポイントが目当てで、クレジットカードを契約したことがある人はどれぐらいいるのでしょうか?
割弱がポイント目当てでクレカ契約
全国の10代~60代の男女1,590名を対象に「クレジットカードの利用」に関する意識調査を行なったところ、全体で46.8%の人が「ポイント目当てで、クレジットカードを契約したことがある」と回答。

男性が45.2%であるのに対して、女性は48.5%と、女性のほうが3ポイントほど高い結果になりました。
ポイント有効活用で節約する人
ポイント目当てでのクレカ契約について、30代の男性、こんなエピソードを語ってくれました。
「2年ほど前、ポイント目当てであるカードを契約しました。最初に5,000円分のポイントがもらえて、そのときは『ラッキー』って思わずテンションあがっちゃいましたよね。
そのカードの還元率は今もまだ1%はあって、毎月還元されるポイントを全部引き落としに当てて、2,000円~3,000円程度安くしています。もともと散財する気質でもないので、自分の場合は確実に節約になっていると思います」
たしかに最初の契約で数千円安くなり、その後も毎月数千円安くなるのであれば、現金を使い続けるよりもメリットがありそうです。
クレカを持ちすぎて面倒になった人も
一方で、30代の女性はこんなエピソードを明かしてくれました。
「店のレジで店員さんから『今、契約すれば2,000円分のポイントがつきますよ』と言われて、契約したことがありました。でも、普段使いではすでに別のクレカがあったので、使うときと言えば、その店で食料品を買うときぐらい。
家計の管理をしやすいようにキャッシュレスにしてるはずなのに、クレカが増えて逆に管理しにくくなったし、『失効する前にポイントを使わなきゃ』という気持ちが強くなって、無理やり買ったこともあった。結局、そのカードは解約することになりました」
たしかに、クレカを多く持ちすぎるのは、人によってはストレスにもなりうるものですよね。
クレカもポイントも、ご利用は計画的に
ポイントの失効は、他人事ではありません。
「交換.jp」を提供するプレミア・クロスバリューが、全国の大学生から70代の1,236人を対象に行なった調査によると、クレカでは約3人に1人、マイレージサービスではおよそ半数の人がポイントやマイルの失効を経験していることが判明したそう。
失効額は合計でおよそ1,389億円相当と、巨額のポイント・マイルが失われているようです。
こうなってくると、どれほどの人がポイントシステムを有効活用できているか疑問なところ。クレカもポイントも、ご利用は計画的にいきたいものですね。