成績がいい子どもの親には、ある共通点

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学力を伸ばす親は、子供が勉強をする習慣がつくように最大限の支援をしています。ここでは、どのような支援をしているのか6つのポイントを紹介します。

東大生の親が「勉強をしなさい」と言わないのはなぜ?
東大に合格した子供の親は「勉強をしなさい」と言わなかったと見聞きしたことはありませんか? 「勉強をしなさい」という言葉によって、子供がやる気を失くしてしまう気持ちも理解できますが、親としては、子供が自発的に勉強を始めないとイライラが募りますよね。
ここで注意していただきたいのは「~しなさい」は命令、指図する言い方で、子供のストレスを溜めてしまい、勉強から遠ざかる理由になることです。子供は「勉強をしなさい」と言われることから解放されたいために、とりあえず机に向かいます。

参考書を広げていれば、親に何も言われずに済むからです。本人も気づかないうちにただ机に向かって座っているだけの状態が続き、勉強が頭に入らず、空学習になってしまい「勉強しているふり」になってしまうのです。「勉強をしなさい」と言わない代わりに、子供の学力を伸ばす親はやっていることがきちんとあります。

学力を伸ばす親がしていること1:まず親が学ぶ姿勢を見せる

子供は親の姿を見て、親の真似をし、行動をします。普段から親が学ぶ姿勢を見せておくと、子供は、勉強をすることが自然な行為とインプットされます。子供が勉強をしている横で読書をするなど、同じ空間で時間を共有することはコミュニケーションにもなります。
また、子供が勉強をしている内容に興味を持つことも子供の勉強への意欲を高めてくれます。例えば「何を勉強しているの? こんな難しい問題をやっているの? すごいね、どうやって解くか教えて!」など親が学ぶ意欲を見せつつも子供のやる気を向上させるおだて上手な言葉かけも有効です。

学力を伸ばす親がしていること2:勉強をする部屋の環境整備

勉強部屋はリビング、個室のどちらにしていますか? 最近、勉強はリビングがいいと話題になることもありますが、どの子供にも最適かというと必ずしもそういうわけではありません。子供の性格と小さい弟妹がいるなど家庭環境を考慮して勉強部屋を決めましょう。
・リビング学習が向いている子=人と関わることにより安心感を持ったり、賑やかな雰囲気の方が好きで一人が苦手な性格

・個室学習が向いている子=マイペースで人に関わられるのがあまり好きでなく、自分で段取りをして進めることが好きな子供

また、勉強部屋を作る時には注意してもらいたい点があります。個室の場合はドアを閉めきらないようにし、家族がいる空間と繋がっている状態にすること。

閉めきった部屋の中で子供がどのように過ごしているのか分からない状況は好ましくありません。ドアを開放し、時々親が覗きに行き、子供の様子を見守るようにしましょう。

リビングの場合は、ゲーム機やマンガの本などは見えない場所に置きましょう。勉強している横でテレビをつけたり、大きな声でお喋りしたりしないよう家族が協力することも必要です。

学力を伸ばす親がしていること3:無理ない学習計画を立てる

子供は大人ほど時間の感覚がありません。1カ月先でも1週間先でも、はるか先に感じるため、長期目標を達成するための長いスケジュールはむかないのです。なので、はじめは3日おきに学習スケジュールを立ててあげるようにしましょう。
中国にある万里の長城は1000mごとに分けて内側へ向かって作り、達成しやすいゴール設定をしました。この方法のおかげでやる気を維持することができ、長城完成という目標達成ができたのです。これをモデルに、子供が学習ペースに慣れてきたら、1週間・2週間・1カ月……とスパンを延ばしていきましょう。

スケジュールを立てる時のポイントは、苦手科目においては基礎を勉強させることです。

学校で勉強しているところを追いかけなければ、親としては不安を感じるかもかもしれませんが、基礎ができていなければ、子供は勉強が難しくなるにつれて嫌いになってしまいます。同時に、親は子供がどこがどのように苦手なのかを見極めてあげるようにしましょう。

学力を伸ばす親がしていること4:分からないを理解してあげる

子供に勉強を教える親は子供が「分からない」を言える環境を作り、子供の「なぜ?どうして?」を「考え、気づかせる」ことに努めています。親が子供の疑問に「なぜ分からないんだ」と言ったり、すぐに答えを言ってしまうのはNG行為です。
子供は答えが分かった瞬間に好奇心を失い、学ぶ意欲を失うからです。また、自分で答えを導き出すことができないようになります。子供が「なぜこうなるの?」と質問をしてきた時、親はヒントを出すだけに留め、子供の思考力を鍛えましょう。

勉強の教え方が上手な親は、日常生活の中から子供の知的好奇心を引き出すようにしています。例えばスーパーへ行った時、購入予定のもので足し算をする、街中の看板の漢字を何と読むかクイズをする、などです。このように、学ぶ楽しさを自然と教えるのです。

学力を伸ばす親がしていること5:子供の心の安全地帯になる

心の安全地帯になるということは、子供を見守る気持ちを強く持つということです。親の気持ちになれば厳しく叱ったり、甘やかしたくもなりますが時に厳しく、時に優しく、バランスが必要です。
また、子供が受験を控えている時期に緊張から不安をかかえる親御さんがいますが、これも気を付けなければいけません。なぜなら、子供は敏感に物事を感じ取るもので、相手が両親となればその不安が伝染してしまいます。子供が最後に帰る場所は親です。親子で心が1つになり、親が子供の未来に希望を持てるよう努めましょう。

学力を伸ばす親がしていること6:しっかり褒めて喜びを共有する

部下は褒めて伸ばすといわれる昨今ですが、子供だって大人だって褒められるとやる気が向上するのは同じ。たくさん褒めてあげることは、成績が上がった時などの大きな結果がでた時だけではなく、普段から少し大袈裟に「すごい!」「ちゃんとできたね!」と大きな笑顔で喜びを共有しましょう。
普段から褒めてあげていると、子供は自己肯定ができる子に育ちますし、自発的に様々な行動をするようになります。勉強だけではなく、お手伝いを始めたり、困ってる人を助けるなどポジティブな効果ばかりです。

もちろん、子供はまだ善悪の区別が不安定なため、褒められないこともしますが、何が正しく何が間違っているのか、その時は丁寧に教えてあげましょう。

子供の学力を伸ばす親はコミュニケーションや会話を重視している
子供の成績・学力をあげるコツについてここまで解説をしてきましたが、皆さんお気づきでしょうか。成績がいい子供の親は親子の会話を大事にし、子供とのコミュニケーションをしっかり取っています。
普段からコミュニケーションが取れていると、微妙な変化にも気づいてあげることができるからです。親が子供の様子を見て「今日は不調だな、勉強する前に少し外へ息抜きに出かけよう」と子供のモチベーションを高めるきっかけを作ることができます。

仕事や家事で忙しい時は、子供とお風呂に入る、夕食時に会話を多めにする、ペットの散歩へ一緒に行くなど、工夫をしてみましょう。

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